自由にたのしく、じぶんらしく

愛情表現は人それぞれ。

言葉の奥

言葉の奥にあるもの、表面的な言葉の内容じゃなく、その人が本当に伝えようとしているのは何か、と言う話。

私はわりと無意識に近く、そこを考える癖がある。もちろん勘違いが発生するときもあるけど、大抵はそんなに外さない。そして、そこを意識するからこそ、あんまり怒りにはならないんだろうな、とも思う。

そのせいか、そうやって私のことをとらえてくれる人に会うと、グッと来る。反面、言葉の表面だけをみて単純に会話をしてくる人にも、ちょっと感動する。

前者は、似た者同士を感じて、この人とはいろんな話をしたいな、と思う。

後者は、言った言葉にだけ集中できるのってなんかいいな、って。

みんな、多かれ少なかれ、感じようとせずとも感じとる時はあるだろうし、敢えて考えないときもあるんだろうけど、基本、ハノジは後者の人なので、前者タイプに会いたくなっている。

 

具体的にどう言うことかと言うと、「今度ハンバーグ食べに行こう」と言われたとする。

①単純に"ハンバーグ食べに行きたい"だけ拾う→ハンバーグいいね、とか、いつ行く?、とかになる

②なんでハンバーグなんだろう?と思う→ハンバーグ好きなの?どんな系が好き?好きなお店ある?となる

③行こう、と言われたと言うことは、誘われたと言うことになるので→誘ってくれて嬉しい!ハンバーグ一緒に食べたい!となる

あとはもう相手によるけど、この子が誘ってくれたなんて!パターンもあるし、ほんとお前ハンバーグ好きだよな、って場合もあるから、いろいろなんだけど、その辺りの状況も加味して、私は返答をする。いちいち深く考えてるわけじゃなく、瞬間的に自然にそうなる。声色や雰囲気、言われたタイミングを見て。

基本的に、人を何かに誘うと言うのは、どんなに親しい仲でも少しは緊張する。断られる可能性もあるし、そんな気分じゃない場合もある。相手のそのときの気分もあるし。

だから、まずは「誘ってくれた行為」に対して私はお礼の気持ちがある。あと、なぜ私を誘ってくれたんだろう?もある。

もし自分の好きなハンバーグ店のハンバーグを私にも食べて欲しいと思ったなら、それはそれでとても嬉しいし、ただただ自分が食べたくてひとりじゃなんだから、って言うなら付き合うし、私なら断らないと思ったから、ならば期待に応えたい。

そのあたりを知りたくて、知るとさらに「言葉の奥」が見える気がする。

ひとりでごはんは寂しいと感じる人なんだな、とか、美味しいものを人と共有することで喜びを感じるタイプなんだな、とか。

相手と話しながら、その辺りを感じていって、どんな時にどんなことを思う人なのか、が分かってくると、言い回しや言葉尻なんかで相手の状態も分かってくる。

きっと今、言いづらいこと言おうとしてるなぁ、とか、ほんとは今しんどいんだろうなぁ、とか、きっと一緒に来て欲しいんだろうな、とか。

 

なので、私の言葉で奥まで感じとる人に出会うと、お、って思うし、とても助けられる。だから私も、そう言う人になりたいって思うし、今も少しはなってると思うけど、多分私の場合は頭で考えないので(今は例を挙げてるから考えてるけど)、言葉と行動が同時になるから、相手の雰囲気次第では、その日のうちにハンバーグ行っちゃう。

今だ!って思うことが多い笑

相手がうやむや考える隙を与えないと言うか、思ったことは即行動に移そう、ってなっちゃうので。

 

その、行動力と言う意味では、私とハノジは近い。

ただ、ハノジの場合は本当に私の感情を加味しない。もはや無視に近い。

なぜか日曜の予定は決まっていて、それを前日の夜または当日に言われる。どこに行くのか分からないまま、スカートを穿いたら怒られて、寒いからズボンないの?とか言われて、え?寒いの?って聞くと、東北に行くと言うことを知ったりする。(これは例え。でもそんな感じ)

なんで私が嫌がるとか断るとか念頭にないのかな、と思いつつ、多分行かないって言ったら置いていかれるだけな気がする。

だから、私と行きたいって訳でもないのかな、と思いつつも、なんだかんだ食い下がって私を連れていこうとする気もする。

 

何て言うか、究極的に努力しない人と言うか。

相手に寄り添うと言うことを、知らないのかな。学んでこなかったのかな。

①自分は今日東北に行きたい

②めぐも連れていきたい

③だから行く

みたいな感じ。

多分普通は、

①自分は今日東北に行きたい

②めぐも連れていきたい

③いきなりだけど来てくれるかな。言うだけ言ってみて、無理だったら今度にするか、ひとりで行くか…

④めぐに聞く

⑤行く

だと思う。③と④がない感じ。いや、④はたまにあるかな。行く、はもう決定事項で、どうする?だけ聞かれる。

 

何が言いたかったかと言うと、きっとざっくり大まかに言えば、ハノジは言葉によるコミュニケーションが本当に少ないし、言葉の表面だけを切り取るから、言葉選びに気を付けないと危ない。

そして私は、人とのコミュニケーションが言葉も含めて全て好きだし興味があるから、どうしたらそんなに無視できるのか、謎でしょうがない。なんで気にならないんだろう。

 

だから、興味深くはあるんだけど、たまに疲れちゃうんだよね。

なので、言葉の奥を感じてくれる人に会いたいなぁ、と思ったりする。今は、友達たちが離れてるからね。同僚たちに会えてたら、ラクに息が吸える瞬間があるんだけどな。