自由にたのしく、じぶんらしく

愛情表現は人それぞれ。

#名刺代わりの小説10選

購読しているブロガーさんが書かれていて、いいなあと思ったので真似っこ。

好きな本はたくさんある。基本、図書館派なんだけど、気に入ると購入します。

小説なのか?と言う謎もあるけど、まぁ、好きな本というか、私に衝撃を与えた本って感じかな。もっとあるけど、選ぶならこんな感じかなあ。

 

①神様のボート/江國香織

好きな本と言われて真っ先に思い浮かぶのはこれ。江國さんは大好きで、他にもたくさん好きなのあるけど、やっぱり神様のボートは特別。こんなに狂ってる純愛、ないんじゃないかな。私も狂いたい。←

江國さんは新刊出ると必ず読みます。本も全部読んでる。好き。たいてい狂ってる女の人が出てきて、そこがとても愛しい。(語弊ありまくり、すみません。愛です)

 

②その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く――/森川すいめい

これは、わりと最近。去年とかに読んだかな。人との繋がりに関して、色んなことを思う。興味深い。自分の仕事と照らし合わせることも多く、自分の考えや行動を、後押ししてもらえた気がした。感覚が似てるので、すんなり入って、読み終えたあとは気分がよかった。

 

③面白いとはなにか?面白く生きるには?/森博嗣

大好きな森博嗣。でも、小説は読んだことない(ミステリーは苦手)。コラムのみ。

この本からは、いろいろヒントを得た。森さん自身が独特な自分なりの解釈があって、単純にそれを知るのも楽しいし、それを読みながら、私はこうかな、と思考を広げるのも楽しい。自分にない視点を、たくさん提供してくれる人。理系の人だからか、文章がくどくなくてすごく分かりやすい。森さんも新刊出ると読みます。

 

旅をする木/星野道夫

もっと早く知りたかった人。生きていたら、写真展とか行きたかった。この本は、日記のような感じで進む、シベリアでの生活が書かれた本。言葉の使い方がとてもきれいな人で、読んでいてときめく。シベリアへ行くと決める過程とか、本能的に動く感じとかが、とても好きだしワクワクする。私にとっては、美しい本。大切にしたい感じ。

 

メメント・モーリ/おのりえん

元々児童書が大好きで、よく読むのだけど、中でもこれは大好きな本。児童書の、たんたんと進む口調(○○は✕✕と思ったのでした。みたいな)の中に、子ども向けのすごく分かりやすい言葉で真実を射貫く言葉があったりして、そういうところがたまらなく好き。いつでもシンプルに、誰にでもすぐ分かるような言葉で単純明快に思いを伝えたいと思っているので、児童書は本当に参考になる。ぐちゃぐちゃ難しく考えずに、事実に対して、そうだよね。と、変な冷静さがある感じも、私が児童書に愛を感じるところ。

 

⑥シーラという子/トリイ・ヘイデン

ダニエル・キイスを読んでいる頃に、ダニエル・キイスが絶賛しているという帯がついていたので手に取ったトリイ・ヘイデン。一気にはまって、ほぼ読破したと思う。その中でも、一番最初に読んだ、シーラという子は衝撃度が強い。トリイの実録みたいな感じかな。トリイは特殊学級の先生?かな。

まず、世の中にシーラのような子がいることにも驚くし、彼女にこんなに熱意をもって関わるトリイにも感動する。私が転職した理由、今の職場で働きたいと思った理由のひとつの作品でもある。読んだのは、20年以上前だけど。

 

加藤諦三の本

もはや、タイトルも思い出せないが、加藤諦三の本は結構読んだ。高校生の時、心理学コーナーで借りて読んで、ものすごい衝撃を受けた。「私のことが書いてある」「私が悪いわけじゃないのかもしれない」と思った本。そこから、ズブズブと心理学の本を借りるようになる笑

なので、この本との出会いは私の人生をとても変えた1冊。読んだだけで自信が持てたわけじゃないけど、私のことを理解してくれる人間がいるのかもしれない、という希望を持てた本。

 

BASHAR GOLD/ダリル・アンカ

元々友達の影響で知って、その頃大失恋をしていた時で立ち直り方が分からなくて迷子になっていたとき、救われた1冊。バシャールは賛否両論ありますが、私は実在するかどうかよりも、言葉や考え方を「いいな」と思ったところだけ取り入れてます。色んなことに気づかせてもらえるし、そう考えたらラクになれるな、と思えることも多い。でも、最初に読んだとき「これ、私がふだん考えてること!」と言うリンクの方が強くて驚いた。森川すいめいさんの本と同じく、感覚が似てるのですんなり入れて、自信を取り戻せた感じ。

 

⑨自分をいかして生きる/西村佳哲

これはほんとつい最近読んだ本。いくつか心に残っている言葉を抜粋。

"心が満たされるときとは、自分の存在が認められたとき"

"迷ったり見失うことがあっても、その都度、より「生きる感じ」がする方へ動いてゆけばいいんじゃないか"

"自分が思う「正しさ」を脇に置いて相手に委ねたり、相手の影響を受けて変わりゆく自分を受け入れられるかどうかで幸福度に差が出ます"

"悩みは別の言い方をすれば葛藤で、葛藤は「自分の人生を少しでもいいものにしたい」気持ちがある、けど、その気持ちと現実の間に段差があったり、うまく折り合わないので生じる。よりよくしたい気持ちがあるから生まれるものだ"

とても分かりやすい言葉で、優しい言い方で内容が進むので、心地よく読めます。このところ読んだ本のなかでヒットです。

 

「空気」と「世間」/鴻上尚史

鴻上さんがラストになってしまった。深い意味はないです。笑

鴻上さんの本もほぼ全部当たり。コラムが好きかな、やっぱ。あと悩み相談に応えてるものをまとめたやつも良かったな。

鴻上さんも私にとっては森博嗣ポジション。色んなことに気づかせてくれる、ある意味私の価値観を壊してくれる人。そっかあ!そう考えると言う手があったね!みたいな気持ちになる笑

読んでいて楽しいです。

 

以上となります。改めて感想かいてたら、もう一度読んでもいいかもなー、と思えてきた。あまり同じ本を何度も読まないんだけどね。

Kindleにも読みかけがいろいろあるので、読まなきゃなー、と思うものの、一気読みできない本ってやっぱり印象に残らないので、それほどでもないんだよなぁと思っちゃう。

 

のんびり読書の日を作ってもいいなぁ。